香りの散歩道


モミの木や松の木

墨絵・朝野泰昌
「朝野家 香りの散歩道」
この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。

今日のお相手は、私、木村匡也です。

みなさんは今、クリスマス気分ですか?
それとも、年越しの準備をする「年用意(としようい)」の気分ですか?
今日は、どちらの話をしようか迷ったのですが・・・ちょっと欲張って、クリスマスツリーに使うモミの木と、お正月に飾る松の木の話題をお届けしましょう。

モミの木と松の木は、どちらも常緑針葉樹です。
常緑とは、冬の寒さにも耐えて、一年中美しい緑をたたえること。
そのため、生命力の強さを象徴するといわれ、古来より神聖な木とされてきました。

「もみの木 もみの木 いつも緑よ」という歌詞で始まる、クリスマスソングがありますね。
もともとはドイツの古い民謡で、冬でも色を変えることがない姿を、誠実だと歌っているのです。

また、お正月に松を飾るのは、新しい年の守り神、年神さまをわが家に迎えるための目印だといわれています。
一説によると、「まつ」という名前の語源は、神さまが天から降りてこられるのを「待つ」木だとか。
そう思うと、あの清々しい香りも、神聖な木であることを物語っている気がしませんか。

モミの木や松の木のように、いつまでも凛とした姿で、年を重ねていけたらいいですね。

さて、今年の『朝野家・香りの散歩道』は、これで語り納めです。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
来年もまた、ラジオでお会いしましょう。


「朝野家香りの散歩道」この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りしました。

*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

8月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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